成人祝いの相場について
お祝いのマナーについて
成人のお祝いは本来、身内でおこなうものなので、親しい間柄でなければ贈り物は必要ありません。本人に会ったときに「おめでとう」のひと言をかけるとよいでしょう。
お祝いを贈る場合は、成人式の1週間前までに届けますが、20歳の誕生日に贈ってもいいでしょう。
社会的に一人前と認められたことへのお祝いなので、おとなにふさわしいものを。ただし好みがあるため、事前に本人に欲しいものを聞いたり、一緒に買いに行ったりするのが無難です。
本人が希望すれば、お酒を飲みに連れて行くのもよいかもしれません。現金を贈る場合は、祝儀袋に入れてお祝いの言葉とともに本人に渡します。
祝い金やプレゼントの金額について
成人祝いの相場は相手と贈る側との関係によって異なりますので、ご注意くださいませ。
贈る側・・・・金額の相場
親類(姪など)・・1万~3万円
兄弟・姉妹・・1万~5万円
友人・知人・・5千~1万円
隣近所・・・・3千~5千円
祝儀袋の書き方について
水引:紅白の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「御成人御祝」「賀 成人式」など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム
おすすめなプレゼントについて
共通:腕時計、名刺入れ、財布、印鑑、家電(一人暮らし用)
女の子:アクセサリーやハンドバッグ、香水など。
男の子:ネクタイや革製品、時計など。新成人にふさわしい品を選びましょう。
お返しのマナーや金額について
基本的に贈られた本人がお返しする必要はありません。ただし、後年、贈ってくれた相手の家族に成人式を迎える子どもが出たら、本人がお祝いをするのがしきたりです。
また、いくらお返しは不要とはいっても、もらいっぱなしはマナー違反。直接会ってお礼を言うか、礼状を書いて感謝の気持ちを伝えるのは、成人としての心得でしょう。
本人はお返しをしなくても、親の立場では黙ってはいられない。そう考える場合は、子どもの成人の日をともに祝っていただきたいという主旨で、食品などの内祝いの品を渡すこともあります。
その場合は「内祝い」「成人記念」といった表書きにして、本人の名入りにします。
「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より