初節句の料理について
お祝いのメニューについて
初節句の当日は祖父母や親しい人と人形の前で食事をして楽しみます。
端午の節句と桃の節句で用意する主な料理と意味は下記のようになります。
男の子の端午の節句について
ちまき:中国の戦国時代の英雄にちなんだもので、笹または茅(ちがや)の葉にもち米を包んで蒸したもの。ういろうやくずを包んだ和菓子も親しまれている。
柏もち:柏の葉であん入りのもちを包んだもの。柏の木は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、子孫が続く縁起の良い木とされる。
女の子の桃の節句について
はまぐり:はまぐりの殻は、別のはまぐりとは決してぴったり合わないことから貞節をあらわす。吸い物が定番。
ちらし寿司:海の幸、山の幸を取り合わせ、錦糸卵で彩りよく仕上げる。薄焼き卵で包んだひな寿司もかわいい。
白酒:もち米を原料にした甘味のあるお酒で、長寿をあらわす。甘酒とは別のもの。
ひしもち:ひなあられとともに、ひな壇に飾る。ひしもちの赤は花の色(厄除け)、白は雪(清浄)、緑は草木(邪気をはらう)といわれる。
「冠婚葬祭 はじめてのマナー」より