初誕生祝いについて
初誕生祝いの意味について
初誕生祝いは、満1歳の誕生日を祝う行事です。
「歩き祝い」「むかわり」など、地域によって様々な名称があります。
元気にたくましく育ってほしいとの願いを込めて「力持ち」に通じる誕生餅を一升(「一生」に通じる)、赤ちゃんに背負わせたり踏ませたりする地域もあります。
最近のお祝いの仕方について
昔は祖父母や仲人、親類、縁者を招いて盛大にお祝いしましたが、現在は身内で誕生パーティーをおこなうのが主流です。
バースデーケーキについて
バースデーケーキにろうそくを1本立てて、写真やビデオを撮ったりして楽しみましょう。赤ちゃんの健康を考えて昼間にお祝いをし、ほどほどの時間で切り上げます。
また、色紙に手形や足形を押して成長の記録をとっておくのもおすすめです。
お祝いのマナーについて
初誕生のお祝いに招かれたら、おもちゃや絵本など、赤ちゃんが喜ぶようなプレゼントを用意します。
自分が祖父母など、両親より目上の場合は、ご祝儀を包んでも構いません。
ケーキを持参するときは、重複しないよう前もって先方に伝えておきます。
おすすめのプレゼントについて
おもちゃ:積み木や人形など。赤ちゃんが誤飲したりけがをしたりしない安全なものを選ぶ
絵本:年齢に適した絵本を贈る。指などをけがしないよう配慮された、紙が厚いものなどが最適
洋服:成長を見越して、大きめのサイズを選ぶこと。母親の好みを確かめておくことも忘れずに。
お祝いの相場とのし袋の書き方について
金額の目安:5千~1万円
水引:紅白の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「祝 初誕生」「初誕生祝御」など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム
お返しのマナーについて
お祝いに招待した人たちには、紅白の石けんなどを内祝いとして持ち帰ってもらう。
遠方の人からお祝いをいただいたときは、内祝いの品にお礼状と赤ちゃんの写真を添えて1ヶ月以内に送ります
「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より